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新しい薬と「治験」 |
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仙台医療センター・治験管理室長(臨床研究部長)武田 和憲
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新しい薬が開発され、医薬品として厚生労働省の承認を得て広く一般の患者さんに使用していただくためにはいくつかのステップがあります。このうち、ボランティアの患者さんに参加していただき、発売前の薬の効果と安全性を確認する試験のことを「治験」といいます。
現在、私たちが、病気やけがの際にお世話になっている多くの薬はこのような「治験」を経て、長い歳月とたくさんの人々の努力によって創り出されたものです。
最近では研究の進歩によって、今までは夢であったような、癌やいわゆる「難病」にも有効な新薬が開発される可能性が広がっています。しかし、このような新薬も、一般の患者さんが使用できる前の段階で、どうしても日本人のボランティアの患者さんによる「治験」が必要となります。
我が国の「治験」は、欧米諸国に比べて、質・量ともに劣っていると言われており、これでは新しいお薬が世界のどこかで開発され、欧米では使われても、日本の患者さんが容易に使うことができないという問題が引き起こされてしまいます。
そこで、国立病院機構は、日本最大の病院ネットワークを最大限に活用して、「治験の推進」を大きな目標の一つに掲げて取り組んでいます。私どもの仙台医療センターでも、国立病院機構の一員として、1999年に受託研究管理室を設置すると共に、専属のCRC(治験コーディネーター:治験を円滑に行うための薬剤師、看護師などのスタッフ)を4名配置し、「治験」や市販後臨床試験等の受託研究を推進しております。私どもは今後も「治験」を積極的に推進していきたいと考えていますので、皆様のご協力を宜しくお願い致します。
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| 2009年08月 |
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